

こうした環境で重要なのは、顧客接点の深さと業務理解、そして独自データを軸にした戦略的な既存顧客向けGTM(Go-To-Market)戦略です。特に、カスタマーサクセス、コミュニティ、顧客教育、アドボカシーといった既存顧客向け施策が重要であり、顧客成果を起点とした価値提供を通じて、他社には真似できない競争優位を築くことが求められます。
この競争優位性を持つことで、既存顧客をベースに爆発的な事業成長を実現できます。本カンファレンスでは、国内外の先進事例や実践知を通じて、顧客理解と組織能力を活かし、AI時代に持続的な競争優位を築く方法を学ぶことができます。日本企業が再び世界で存在感を発揮し、顧客成果起点の成長を加速させるためのヒントを得る場です。
Gainsight株式会社
代表取締役社長
Ashvin Vaidyanathan
LinkedInVP,
Customer Success and Services
帯刀 繭子 氏
日本電気株式会社コーポレートシニアヴァイスプレジデント
マーケティング&アライアンス推進部門長
児玉 悠子 氏
Sansan株式会社執行役員
Sansan事業部カスタマーサクセス部 部長
川嶋 由美子 氏
パーソルキャリア株式会社dodaプラスサービス事業部
事業部長 doda副編集長
吉岡 耕児 氏
株式会社ラクス上級執行役員
楽楽クラウド事業本部長
小島 英揮 氏
一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会代表理事
株式会社ヌーラボ取締役CRO
Still Day One合同会社代表社員
最上 あす美 氏
株式会社カオナビ執行役員 COO
インサイドセールス本部長
友岡 賢二 氏
フジテック株式会社専務執行役員
デジタルイノベーション本部長
一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会フェロー
山下 貴宏 氏
株式会社Xpotential代表取締役会長
友廣 啓爾 氏
富士通株式会社カスタマーグロース戦略室
Demand Generation Division(デジタルセールス)VP,
Head of Demand Generation Division
Erica Kuhl
GainsightEVP & GM, Community, Education, and PX
Marilee Bear
GainsightChief Revenue Officer

KEYNOTE
基調講演
Erica Kuhl氏は、Salesforceで象徴的なTrailblazerコミュニティの立ち上げを牽引し、主要SaaSブランドにおけるコミュニティ戦略やエコシステム形成に多大な貢献をしてきました。既存顧客を中心とした戦略を通じて、商談のパイプライン拡大、大規模商談の受注、製品の活用促進、リファレンス顧客増加など、ビジネス成果を最大化する取り組みをリードした経験を持ちます。
本講演では、20年以上にわたるエンタープライズコミュニティ構築の経験をもとに、コミュニティや顧客向けの学習を戦略的な成長エンジンとして活用する方法、エコシステム形成の重要性、そしてあらゆる規模や成長段階の企業で成果を生む顧客主導のビジネス成長モデルの実践的な知見を共有します。
KEYNOTE
顧客成果を起点にグローバルでの
事業成長を実現するLinkedInの挑戦
LinkedInでは、世界中でサービスを利用する数万件に及ぶ顧客に対し、サービスを通したビジネス成果を届ける上で、顧客自身が、もしくは顧客同士のネットワークを通したセルフサービス環境の構築が不可欠でした。本セッションでは、LinkedInがポストセールス全体で、迅速かつ関連性の高い、一貫したセルフサービス体験をどのように実現したかを紹介します。 特に、顧客自身の学習体験や、カスタマーマーケティング、コミュニティに加え、生成AIを活用し、顧客成果とビジネス成果を最大化した具体的な事例を共有します。
SESSION
持続的成長を実現するラクスのGTM戦略
- スケール戦略と顧客起点経営の裏側に迫る
ラクス株式会社 上級執行役員 吉岡氏を迎え、日本SaaS史上屈指の成長を遂げた同社の「顧客起点経営」の真髄をGainsight日本法人代表である絹村が紐解きます。SMBフォーカスや事業部制によるGTM戦略、組織スケールの考え方、開発部門まで連動した顧客起点文化など、成長を支える実践知・上質な既存顧客をレバレッジした次の成長戦略を掘り下げていきます。
SESSION
既存顧客との関係性からビジネスを成長させる
- 新しいレベニューリーダーの形
「既存顧客からビジネスを拡大するリーダーシップ」をテーマに、Sansan株式会社 執行役員 児玉氏とパーソルキャリア株式会社 doda副編集長 川嶋氏が登壇。顧客との関係を“点”から“面”へと広げる仕組みや、育成型リーダーへの変化を紐解きます。顧客共創やデータ活用、次世代リーダー育成の実践知を深く掘り下げていきます。
SESSION
NECがBluStellarで実現する、
お客様共創型DXシナリオ
日本電気株式会社が提唱する「Value Driver(価値共創型経営)」と、その実践プロジェクト「BluStellar」をコーポレートシニアヴァイスプレジデントの帯刀氏が紹介。IT実装型から“顧客と価値を共創する組織”への変革として、営業プロセス再構築や価値ベースへの転換、CS活動の標準化への挑戦についてお話頂きます。また、Gainsight 本社EVPの Ericaによる米国事例も交え、価値共創を支える、顧客・パートナーとの共創エコシステムの展望も語ります。
SESSION
共創が生む事業成長
〜事業戦略としてのコミュニティのあり方
一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会代表理事 小島氏がCustomer-Led Growth(CLG)戦略を振り返りながら、コミュニティを“部門施策”ではなく“全社戦略”として実践するポイントを解説します。ビジョンとの整合、CxOの関与、全社での推進体制を通じて事業戦略へ統合する方法を探ります。さらに、実際に成果を生み出すコミュニティ投資の価値について実践者である株式会社カオナビ 執行役員 COO 最上氏、フジテック株式会社 専務執行役員 友岡氏の知見を交えて掘り下げていきます。
SESSION
既存顧客こそ最大の成長源
― アカウント成長を支えるEnablementの実践
株式会社Xpotential代表取締役会長 山下氏と富士通株式会社 VP 友廣氏が「既存顧客深耕とGTM変革」をテーマに対談。富士通デジタルセールス(DS)が実践するアカウント・ベースド・セリング(ABS)やAI活用によるアカウントプラン策定、LOB部門開拓の成果を紹介します。さらに、巨大組織での変革を支えたチェンジマネジメント、文化醸成、イネーブルメント戦略を深掘りし、大企業営業の再現性ある変革モデルについて掘り下げていきます。




